東大の入試問題の地理で、
「アフリカの地図を描け」という問題が出たことがあるそうです。しかも、
「赤道も描き入れなさい」との指示があり、その後に
「タンザニアはどこか」
「今、タンザニアで問題になっていることは何か」と続いたそうです。
当時の受験者で、のちに社会科の先生、中学校の校長先生となった方によると
出題者の意図は、情報を編集する力だそうです。
自分の知識・技術・経験を総動員して、それらを組み合わせて自分なりの答えを
導いていく力の問題だということです。
地理は国や地域と特産品などを勉強するものですが、ひとつひとつ独立した
「答え」ではなくて、立体的につなぎ合わせて物事を考える力を養っていくことが
大切だと説いています。
学校で習う知識が実際の世の中に繋がっているという事です。
そう思ってまわりを見てみると、
雪まつり観光に来ている外国人も、給食に出てきたお肉も、学校の近くを通るバスも、
すべて「社会」なんですね。
家庭教師のコーソー 札幌支店 教務課 三浦