凡およそ学をなすの要は己が為にするあり。己が為にするは君子の学なり。
人の為にするは小人の学なり。
意味
何のために学ぶのかといえば、自分を磨くためです。自分のためにする学びこそが、
善い人間を志す人の学びです。人に褒められるために学ぶことは、とるに足らない
人の学びです
吉田松陰
この名言は、吉田松陰が、孟子の教えを伝えるためにまとめた、講孟余話にある言葉です。
「自分を磨くため」
それが、学ぶこと・勉強の目的だと断言しています。
テストで、いい点をとって褒められるためとか、仕事でよい成績を出して出世するためとか、
そんなことは、この自分を磨くという事に比べたら小さな事だということを言っています。
確かに、テストでいい点を取るためとか、出世のために勉強をしているから
「一体何のために勉強しているんだろう・・・」という疑問が浮かぶんでしょうね。
でも、この「自分を磨くため」という答えは、もはや、「何のために勉強するか?」と
いうことを超えて、「何のために生きているのか?」の答えにもなっているように思えます。
生きていくこと=学ぶこと、そう言ってもいいのかもしれません。
自分を磨くためには、今何が必要かという視点で見ると・・・・・
●自分に足りないもの
●本当に必要なもの
そういったものが、見えてくるのではないでしょうか?
一心不乱に打ち込めば、それだけ磨かれていきます。
試験に受かった落ちたなど結果に関係なく、磨かれていきます。
無駄な勉強など一切無いということです。
家庭教師のコーソー 札幌支店 アポイントメント部 主任 中畑