「てめえらっ!このヤロー!!」
現在、女子バレーボール日本代表を率いる中田久美監督のこの言葉はあまりにも有名です。
2004年、アテネオリンピック出場権を獲得した選手たちが、祝勝会後に
ほろ酔い状態でテレビ番組に生出演した時の話です。
アナウンサーの声も聞こえなくなる程のいき過ぎたはしゃぎぶりに、当時解説者として出ていた
中田さんが、大声で叱り飛ばした時、マイクが入っていたために全国へ流れてしまいました。
゛キレるとコワい” 等のイメージが定着してしまいましたが、日本バレーボール協会は、
中田さんへお礼の言葉を伝えたそうです。
ちょうど今、4年に1度のバレーボール女子世界選手権開催中で、テレビで観ている方も
多いと思いますが、選手達からは「クミさん」と呼ばれ、インタビューの中でも、
「クミさんの為に頑張りたい。」「クミさんがいたから、この全日本チームに戻ってきた。」などの
話しがよく出てきます。やはりコワいだけではなく、人望のあつい方だと思います。
その中田監督は、中学生でバレーを始めて、中学3年生で史上最年少で全日本女子代表選手に
選ばれました。天才少女、天才セッターと呼ばれて史上初めて3度の五輪出場を果たし、
数々のエピソードが生まれました。
後にインタビューで、中学からの勉強との両立について、
親からはやめなさいとも続けなさいとも言われたことはない。
父から「自分の人生なんだから、好きなように進めばいい。ただし、責任を持つこと。
他人には迷惑をかけてはいけない。」と言われた。いい意味でプレッシャーだった。と話しています。
中学卒業後は、日本代表として多忙な中、通信制の高校で勉強したそうです。
学歴はないですと話しつつも、お父様の思いに応える為に、勉強も大切だと自分で考えての選択だと
思います。やっぱり応援したくなります。『ガンバレ!日本!!』
家庭教師のコーソー 札幌支店 教務 三浦