文部科学省が先日、小学6年生と中学3年生を対象に実施した全国学力・学習状況調査の結果を公表しました。秋田県の各教科の平均正答率は10教科中、5教科で全国1位となりました。いずれの教科も、全国平均と比べて小学校で3ポイント以上、中学校で4ポイント以上高かったようです。
秋田県が力を入れているのは学校教育だけではないようで、子どもの学力向上において家庭を重視した『秋田わか杉っ子 学びの十か条』を掲げております。これは生徒の学習・生活習慣の回答から、秋田県の子どものよい点、優れた点を列挙していったらこうなったというものだそうです。秋田は家庭生活も安定していて、のびのびと頑張れる環境にあるからこそ、家庭学習の習慣も根付いているのだと考えられます。
秋田県の保護者の方たちは教育にはとても熱心であり、特に小学校低学年における基礎教育を重視しているようです。「国語と算数をきちんと教えて欲しい、特に国語力を上げて欲しい」という要望が多く寄せられているのも、その表れかと感じます。県内のすべての小学校で「朝読書」を行っているようです。また、国語の授業では、教師が一方的に話すのではなく、子ども同士で討論させるなど、自分の考えを発表させる機会を意識的に設けているとのこと。そのためか、秋田県の小学生の国語の成績はずばぬけて良い結果につながっているようです。
特に家庭学習の重要性を各家庭と児童・生徒が理解できている点は、全国比でもかなり高い水準です。対策以前に、まずは家庭学習の習慣からということですね。これを無くして外で学習対策をしたとしても、効果を期待できない事を十分わかっていらっしゃいます。
話は変わりますが、金農ナイン準優勝おめでとうございます!秋田県がここまで一つになって盛り上がったのは初めてなのでは!?次は優勝ですね!!!(^.^)/~~~
秋田わか杉っ子 学びの十か条
一、早ね早おき朝ごはんに家庭学習 (規則正 しい 生活 がスタート)
二、学校の話題ではずむ一家団らん (笑いが 脳を活性化)
三、読書で拓(ひら)く心と世界 (めくるページ、広がる想像力)
四、話して書いて伝え合う国語 (国語力は学びの基本)
五、難問・難題にも挑戦する算数・数学 (あきらめずやりきることで能力アップ)
六、新発見の連続、広がる総合 (総合 の時間 は脳のビタミン)
七、きまり・ルールは守ってあたりまえ (落ち着いた教室で高まる集中力)
八、いつも気をつけている言葉づかい (相手意識で磨く活用力)
九、説明は筋道立てて伝わるように (整理する工夫が脳のトレーニング)
十、学んだことは生活で学校ですぐ活用 (活用できて本当の生きる力)
秋田支店 三浦