お盆休みは、お墓参りに行って来ました。
何も見えないし、聞こえないのですが、故人に会える気がします。
子どもの頃は、祖父母の家の仏壇にきゅうりとなすに割り箸をさして作る
精霊馬が飾られ、お盆の時期は祖先の霊があちらの世界から帰ってくるのだと
教えられました。行きはきゅうり(=馬)に乗って早く帰って来ますように。
帰りはなす(=牛)に乗ってお供え物を積みゆっくり戻って行きますようにという意味が
あるのだと。それでも当時は、面白い飾り物くらいにしか思えなかったのですが、
今やそう教えてくれた祖父母や父親が帰って来るとなると、そんな思いを実感します。
お墓参りの帰り道、『ツナグ』、『いま、会いにゆきます。』、『黄泉がえり』などは
こういう思いがベースになっている映画だったなぁと、だいぶ前に観た作品をなんとなく
思い出しました。
家庭教師のコーソー 札幌支店 教務課 三浦 文枝